ニュージーランドの富士山、タラナキ(マウントエグモント)登山

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ニュージーランドの富士山、タラナキ(マウントエグモント)登山

タラナキ山はニュージーランド北島のタラナキ地方にある美しい円すい型のコニーデ式火山です。映画「ラスト・サムライ」の中で富士山の様な山として登場したことでご存知の方もいるかもしれません。

海抜2518mは北島でトンガリロ国立公園にあるルアペフ山に次ぐ2番目の高さの山です。最後に噴火したのは1775年なので、分類上は活火山になります。

北島の南西部に飛び出した大地の中心にそびえる山なので、山頂を目指す道中では天候に恵まれれば裾野に広がる大地やその先にあるタズマン海、ルアペフ山などのトンガリロ国立公園の山々などの絶景が楽しめるのが魅力です。

2015年12月に登山をしてきたので、タラナキ登山について書いてみたいと思います。

タラナキ登山

山頂までの行程は5パートに分けて考えると時間配分がしやすいので、各パート毎に簡単に説明していきます。

ビジターセンターからTahurangi Lodgeまで

スタートとなるビジターセンターからしばらくは周囲に木々が覆い茂った車が通れるくらいに整備された道を歩きます。しばらくはゆるやかな傾斜が続くので足慣らしをしてください。森林限界に近づくまでは景色はお預け。

Tahurangi Lodge手前に最初の難関があります。舗装された急勾配のトラックを30分くらい歩くのでかなり足にダメージが来ます。無理しないで登ってください。

Lodge手前にトイレがあります。この先にトイレはないので、ここで済ませておきましょう。水場はないのでウェットティッシュがあるといいです。

ビジターセンターからTahurangi Lodgeまでは1時間半弱の行程です。Lodge周辺からはトンガリロ国立公園の山々が見られます。Lodgeから先に人工的に作られた施設はないので、Lodgeでおやつなど食べながら休憩しておくといいです。

木段とガレ場

Lodgeから先は、木段とガレ場が50-60分続きます。ここは楽なので一気に進みます。

ザレ場

ここから始まるザレ場がなかなかの難所です。

「3歩進んで2歩下がる」ほどではありませんが、滑ってなかなか先に進めないところが所々にあります。ここで時間を使ってしまうと山頂でゆっくりする時間がなくなるので上手に進んでください。

ザレ場は1時間程度かかりました。装備や体力次第でかなり差がでると思います。トレッキングポールとゲイターがあるとかなり楽になります。

岩登り

最後の難所、岩登り。ここまで来るとだいぶ傾斜がきつくなってきます。

ここはルートが決まっていないので目印のポールを頼りに登りやすいルートを選んで進みます。ひたすら登るだけなので力を振り絞って登ります。これを越えれば山頂はすぐなのでもうひと頑張りです。

岩場は1時間弱程度かかりました。ここまでの行程で体力はかなり消耗していると思うので、かなり差は出ると思います。

稀に(特に下山者がいる時)落石があるので、周囲に注意してください。

シャトルバスを利用している方で、ここまでの行程で4時間を越えている場合には引き返すことをお薦めします。また、岩場でもかなり足を使うので足に痛みが出ていたり帰路の体力に不安がある場合にも引き返した方がいいです。

山頂付近

岩場を登りきるとクレーターに到達します。足場のいいところからクレーターに降ります。道がないと思って引き返してしまう人がいるようなので気を付けてください。

雪が多く残っているとルートが分かりに難いですが、雪上の足跡を探しながら進みます。タラナキ山頂には(たぶん)登らないので、丘を越えた付近がゴールです。

クレーターを降りてからゴールまで10-15分程度です。

登山前の準備

日帰り登山なので本格的に装備を整える必要はないと思いますが、最低限の装備は整えていった方がいいと思います。

絶対持っていった方がいい物

  • ポリエステル製などの乾きやすい衣類
  • 登山靴、トレッキングシューズ
  • バックパック
  • レインウェア
  • サングラス
  • 水1リットル以上
  • ランチ、おやつ
  • ウェットティッシュ
  • ファーストエイド・キット

あると非常に楽になる物

  • 手袋
  • トレッキングポール
  • ゲイター
  • アイゼン

トレッキングポールは体力温存に、ゲイターは1時間くらいザレ場を歩くので持っていけば間違いなく登山が楽になります。アイゼンはビジターセンターの注意書きにありましたが持ってそうな人は見ませんでした。

登山当日はビジターセンターで天気、トラックコンディションなどを必ずチェックしてから出発しましょう。

タラナキ登山は時間配分が大切

タラナキ登山一番の難関は時間です。

ほとんどの日、タラナキ周辺は早朝綺麗に晴れ渡っていますが次第に雲に覆われ午前中にはすっぽり雲にはいります。雲の中に入ってしうと視界がほとんどない中を歩くことになるので、早い時間に登頂を開始し素早く登ることが大切です。最低でも8時半頃までには出発した方がいいと思います。

シャトルバスを利用している場合にはもう少しシビアです。タラナキ登山は通常往復8-10時間の行程になりますが、シャトルバスを利用した場合の滞在時間は8時間前後となり時間的余裕はほとんどありません。往路5時間、復路3時間が目安と言われていますが、山頂での滞在時間を作るためにも出来るだけ素早く登る必要があります。

行路は全体的に急勾配でひたすら登っていく感じなので体力的にはきついです。道中は常に帰路の体力を考えての登頂を心がけてください。

おわりに

タラナキ登山(サミット・トレイル)は、体力的にハードなところがありますが、登山経験が少ない方でも登りやすい山だと思います。

往路約4時間15分、山頂付近滞在約15分、復路約3時間の約7時間半の行程でした。筆者は体力がある方ではないので、ワーホリの若い人達ならもっと早く登れるのではないかと思います。

残念ながら山頂では雲に覆われて絶景は楽しめませんでしたが、上空には青空が広がり太陽の光で輝いた雪がとても綺麗だったのが印象的でした。登山日がボクシングデー(12月26日)だったので、山頂で出会った人達とクリスマスとニューイヤーをお祝いしたのがいい思い出になりました。

実は、今回のタラナキ登山は4年前にリタイアしたリベンジでした。前回はニュージーランド入国直後だったこともあって体調不良で引き返したのですが、今回はその教訓を生かしながら十分に準備を整えて登頂に挑みました。トレッキングポールやゲイターを持参したのはそんな経験からで、おかげでかなり体力を残して余裕をもって戻ってこられました。

ニュージーランドの思い出に登ってみてください。

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