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コラム

『クジラ島の少女』のロケ地ファンガラの村を訪ねる 前編

投稿日:2005年8月19日 更新日:

ニュージーランド映画の代表作に『クジラ島の少女』という作品があります。ニュージーランドの先住民マオリ族の系譜の伝統を題材にした作品で、私の好きなニュージーランド映画の一つでもあります。

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この映画の原作者ウィティ・イヒマエラの出身地であるファンガラ(Whangara)は、イーストランドにある小さな町で、この映画の撮影地として利用されました。

そんな理由で、ファンガラは行ってみたい場所の一つになっていて、実は今回のイーストランド周遊で一番の目的は、ファンガラ訪問だったのです。

そんなファンガラの町を映画のシーンを思い出しながら散策してきました。

ファンガラ

whangara-marae

作品中、族長コロがマオリ文化を教えるための学校として登場した場所。この場所は、マラエ(Marae)と呼ばれるマオリ族の神聖な場所(集会所)で、ファレヌイ(Wharenui)と呼ばれるマラエの中心となる建物があります。

ファレヌイの横の窓は、主人公パイケアが授業の様子を盗み見していた場所。非常に印象に残っているシーンですが、改めて見たら数秒しかないシーンでした。

whangara-marae-tiki1

マラエの壁や柱には独特の装飾(彫刻)が施されています。

whangara-marae-tiki2

彫刻されているのは、マオリ族が信仰するティキ(Tiki)と呼ばれる神様です。

whangara-marae-window

装飾された窓枠。どの顔も舌を出しているのが特徴的です。

whangara-marae-inside

内部の様子。

whangara-tekoteko

作品中、マオリ族の人達を見守るように登場するファレヌイの屋根飾り。この屋根飾りはテコテコ(Tekoteko)と呼ばれ、ファレヌイによって異なるテコテコが飾られていているので注目してみると面白いです。

ここのファレヌイのテコテコはクジラにのった人(パイケア?)でした。

「勇者パイケアがクジラにまたがり、遠くハワイキからこの地にやってきた~その勇者の子孫が我々マオリ族である。」

という、この村の伝説にちなんだものかもしれません。

whangara-waka

マラエの隣にある広場には、カヌー(Waka)がありました。カヌーにも数々の彫刻が施されています。

作品中、終盤に登場した5-60人が乗っていた非常に大きなカヌーです。最後尾のニョキっと突き出たところは折れて無くなっていました。雨ざらしのためか所々痛んでたのが気になるところです。

whangara-whale

カヌーの周辺にはクジラと思われる物体が数体横たわっていました。

まさか、これが作品中のクジラなの!?と改めて映画を見直してみたら劇中に登場したクジラとそっくり。もっとクジラっぽく見えたのになぁ。

『クジラ島の少女』のロケ地ファンガラの村を訪ねる 後編に続く

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