ペンギンの街として愛されているオアマルには主に2種類のペンギンが生息しています。
その内の1種、イエローアイドペンギンは目の周辺から後頭部にかけて太く黄色い模様が特徴的なニュージーランド固有のペンギンです。エドワード・ヒラリー卿と共に5ドル紙幣に描かれているニュージーランドを象徴するペンギンでもあります。
そんなイエローアイドペンギンですが、オアマルの街から3kmほど離れたブッシービーチにコロニーを形成しています。このビーチは気軽にペンギンが観察できる場所として知られ、毎日多くの観光客が訪れる場所となっています。
しかし、いつ頃からかわかりませんがビーチに降りられる時間帯が変更されたようです。
以前このビーチに訪れた2011年12月には午後3時までビーチに降りる事が許可されていたので早朝ペンギンがコロニーから海へエサを取りに出発する様子をビーチの上から観察する事が出来ましたが、先日訪れた時には午前9時から午後3時までに短縮され、早朝は海岸に降りられなくなっていました。
私はペンギン保護官の方から早朝のペンギン観察について教えてもらったのですが、ビーチからは、草陰から周囲の様子を警戒するペンギンの様子やチャンスとばかりに海に向かって小走りするペンギンが様子を間近に見られとても楽しめました。
早朝の海岸にはペンギン保護官の方しかビーチいなかったので当時は早朝にペンギンを観察をする人は稀だったのかもしれませんが、ペンギンの事を考えればビーチに降りられる時間帯の縮小は当然の規制と言えるでしょう。
残念ながらビーチには降りられなくなりましたが、これまで通り観察小屋からの観察は可能です。夕方には30分に1-2羽ほどしか姿が見られないペンギンも、早朝には沢山見られるのでオアマルに泊まるなら早起きしてペンギン観察に出掛けてみてはいかがでしょうか。