ニュージーランドの北島と南島を結ぶフェリーにはinterislanderとbluebridgeの2社が運航しています。
2社ともウェリントン-ピクトンの同一区間を航行するフェリーなので「どっちに乗ろう」とか悩みませんか?
両方に乗船した感想としては、それぞれにメリット・デメリットがあり、どちらが優れているということはありません。
使い勝手に少なからず違いがあるので、2社の特徴などを簡単に比較してみたいと思います。
interislanderとbluebridge
航海時間と便数
航海時間と便数は2社で大きな違いはありません。
航海時間は2社とも基本的に3時間30分。interislanderにはAratereと一部のKaitakiが3時間10分で運航していますが、運航本数が少なく、時間帯も限られているので敢えて意識する必要はないと思います。
便数は1日3-5便くらい。観光のハイシーズンでは増加し、ローシーズンでは減少します。しいていえば、interislanderの方が朝の利用しやすい時間帯の便の出発時刻が少しゆっくりかもしれません。
フェリーの発着時刻は、基本的に長距離バスとの乗り換えがうまく行われるようスケジュールされていますが、中には例外もあるので乗り換えがうまくいくフェリーを選択するといいと思います。
フェリー
interislanderには、Kaitaki、Aratere、Kaiarahiの計3隻のフェリーが運航しています。Kaitakiは1,600人乗り、Aratereは600人乗りの高速フェリー、Kaiarahiは550人乗りです。
bluebridgeには、The Strait Feronia、The Straitsmanの2隻のフェリーが運航しています。2隻とも400人乗りで、The Straitsmanの方が2005年製造で8年くらい新しいです。
どのフェリーも全長は約180メートルでそれほど長さに違いはありません。搭乗可能人数が多いフェリーはデッキの階層が多く、1,600人搭乗可能なKaitakiのデッキ数が10もあり客席の種類や設備も豊富です。
bluebridgeは1層から乗船し乗客用デッキまで登るので、足の不自由な方や年配の方には不向きかもしれません。interislanderはターミナルから乗客用デッキに直接乗り込めます。
料金
フェリー会社 | 返金無し | 半額返金 | 全額返金 |
---|---|---|---|
interislander | – | $65.00 | $75.00 |
bluebridge | $53.00 | $59.00 | $73.00 |
料金はbluebridgeの方が基本的に安く、bluebridgeのみ返金無し(Non-Refundable)の料金設定があります。
interislanderのニュースレターを受信していると、時々30%オフのプロモーションコードが送られてきます。利用できる期間に制限がありますが、期間が合えばbluebridgeよりも安い料金で利用できる可能性があります。
※ 料金は、2016年6月現在のものです。
フェリーターミナル
interislander
ウェリントン
フェリーターミナルは、ウェリントン駅から2kmくらい北にあります。
移動にはウェリントン駅のプラットフォーム(長距離バス発着場と同じ)に発着するシャトルバスを利用します。シャトルバスはフェリー出発時刻の50分前くらいにやって来ますが、結構遅れてくることもあります。料金は$2かかります。
ピクトン
フェリーターミナルは、長距離バスの発着場になっているので便利です。
bluebridge
ウェリントン
フェリーターミナルはウェリントン駅の道を挟んだ場所にあり、徒歩でアクセスできるので便利です。
ピクトン
フェリーターミナルは、interislanderのフェリーターミナルから線路を挟んだ反対側にあります。Tombstone Backpakersのすぐ隣です。
移動にはinterislanderのフェリーターミナルに発着する無料のシャトルバスを利用します。シャトルバスはフェリー出発時刻の40-50分前にやってきます。
おわりに
2社に乗船した印象としては、interislanderは客室デッキが広く設備が充実、bluebridgeはフェリーターミナルのアクセスの良さ、料金の安さが魅力です。
最初にも書きましたが、基本的に2社のサービスに大きな違いはないのでどちらに乗船してもいいと思います。
ただ、ウェリントン駅発のinterislanderのシャトルバスにはヒヤヒヤさせられた経験があるので、ウェリントン発ならターミナルにアクセスしやすいbluebridgeがちょっぴり薦めです。